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スキマバイトで接客業に挑戦!覚えておきたい敬語の使い方

24.02.22

スキマバイトの中には販売員やコンビニスタッフ、イベント運営スタッフなど様々な仕事があります。
中には業務中お客様と接する機会が多い仕事もありますが、仕事に取り組む際は正しい敬語を理解しておく必要があります。

そこで今回は、スキマバイト当日や業務中に慌てないためにも、知っておきたい敬語の使い方を紹介します。

接客業で敬語が求められる理由とは?

では、まずは「なぜ接客業で敬語が求められるのか?」その理由を解説したいと思います。
接客業で大切なことは、お客様を不快にさせないこと。さらに言えば、満足頂くことはもちろん、感動や喜びといった付加価値を提供するのも接客業の努めと言えるでしょう。

接客業で最低限求められる快適さ・満足度は、まず接客の対応・態度がベースとなります。
相手への敬意を示し、丁寧さを意識することで、「信頼できる」「サービスを受けてみよう」という気持ちを喚起することにつながります。

しかし文化庁が行った『国語に関する世論調査(平成17年度)』での「敬語について難しいと感じることがあるか」を尋ねた設問では、次のような結果が得られています。

  • よくある ・・・・・・ 23.6%
  • 少しある ・・・・・・ 43.9%
  • 余りない ・・・・・・ 24.3%
  • 少しある ・・・・・・ 7.1%

「よくある」と「少しある」を合わせた割合は半数を超え、6割台後半となりました。一方,「余りない」と「全くない」を合わせた割合は3割強に留まる結果に。
多くの人が敬語の使い方に難儀している様子が伺えます。

敬語の使い方は一朝一夕に身に付くものではありません。そのため日ごろから意識したり、仕事前には復習しておくことが大切です。

参考:文化庁『国語に関する世論調査』

尊敬語・謙譲語・丁寧語の違い

敬語と一口に表すこともありますが、実は「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」の3種に区分されることをご存知でしょうか。
3種類あると知ってはいるものの、それぞれの違いを正確に説明できる人や正しく使い分けられる人は、意外と少ないかもしれません。

せっかくなので、この機会に「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」の3種について違いを理解しておきましょう。

尊敬語

尊敬語は、自分より立場が上の人が主語になる時に使われる言葉です。
目上の人を尊び、相手を立てる気持ちや行為を表す敬語です。

謙譲語

謙譲語とは、自分がへりくだることで相手を立てる使い方をする言葉です。
自分や自分の家族、会社の人間など身内が主語になるときに使用します。

丁寧語

丁寧語は語尾に「です」「ます」「ございます」を末尾に付けることで丁寧に言いかえ、相手に対して敬意を表す言葉です。

接客の際に活用したい敬語例

最後に接客の際に活用したい敬語例を紹介します。

ご案内時

シチュエーション 敬語例
お客様が来店した時 いらっしゃいませ。
相手の人数を聞く時 何名様でしょうか。
席に案内する時 お席にご案内いたします。
お待たせする時 少々お待ちくださいませ。
お待たせした後に声を掛ける時 お待たせいたしました。
席に座って欲しい時 おかけください。
お客様と一緒にいる人を指す時 お連れ様
子供を指す時 お子様
オーダー・配膳
シチュエーション 敬語例
オーダーを聞く時 ご注文はお決まりでしょうか。
お客様が困っている時 どうかなさいましたか。
お客様から呼ばれた時 お伺いいたします。
お客様から指示・依頼を受けた時 かしこまりました。
配膳をした後 ごゆっくりどうぞ。
謝罪する時 失礼いたしました。申し訳ございません。
レジ対応
シチュエーション 敬語例
伝票を預かる時 伝票をお預かりいたします。
お金を預かる時 ○○円お預かりいたします。
おつりをお返しする時 ○○円のお返しになります、お確かめください。
お見送りをする時 ありがとうございました。またお越しくださいませ。
番外編~間違って使いがちな敬語集~

ここでは、良く耳にする間違った敬語の使い方です。
普段耳にする機会が多い言い回しですが、ここで紹介する例は全て間違った使い方をしています。
スキマバイトに取り組む際は、次に紹介する敬語を使わないよう注意してくださいね。

間違い例 正しい言い換え例
よろしかったでしょうか こちらでよろしいでしょうか。
こちらのほうでよろしいでしょうか こちらでよろしいでしょうか。
A定食になります A定食でございます。
こちらに座って、お待ちください。 こちらにおかけになって、お待ちいただけますか。

接客業に挑戦する際に覚えておきたい敬語の使い方 まとめ

今回は、接客業に挑戦する際に覚えておきたい敬語の使い方を紹介しました。
間違った敬語を覚えてしまうと、長く使い続けてしまうこともあります。そのため正しい敬語を身に付けられるよう、日ごろから敬語の使い方を意識してみてくださいね。

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