スキマバイトとギグワークの違いって何!?ネクストレベルが詳しく解説!
24.04.10
単発やスポットの仕事を受ける働き方として『スキマバイト』と『ギグワーク』があります。
どちらも1回の仕事、案件限りの働き方ですが、両者に違いはあるのでしょうか?
そこで今回は、『スキマバイト』と『ギグワーク』の違いについて、ネクストレベルが詳しく解説します。
スキマバイトとは?
スキマバイトとは、派遣先企業と直接雇用契約を結ぶ働き方です。
そのため労働基準法が適応される働き方とも言えるでしょう。
スキマバイトを運営する事業者は、多くの場合『人材紹介』に該当します。
そのためスキマバイトを運営する事業者は、派遣先企業に代わってワーカーに給与を支払うといった仕組みになります。
また、頻繫にスキマバイトを利用する場合、「社会保険の加入義務」が発しないよう、下記ルールを設けている事業所もあります。
- 1週間の間にお仕事できる時間:39時間未満まで
- 同一企業から受け取れる報酬額:1ヶ月で78,000円未満まで1年で280,000円未満まで
ギグワークとは?
一方ギグワークは、仕事を依頼したい人と案件を受けたい人を繋ぐプラットフォームを介して仕事を探します。
スキマバイトを運営する事業者は紹介業に該当しますが、ギグワークの起点となるプラットフォーム運営事業者はあくまでも出会いの場を提供しているに過ぎません。
そのためワーカーは、運営会社やクライアントと直接雇用契約を結ぶようなことはありません。
多くの場合、業務委託契約を結ぶことになります。
このようにスキマバイトとギグワークでは、そもそものサービス業態が異なり、付随して雇用契約も変わることがあります。
それぞれの違いを理解しておくことが大切です。
スキマバイトのメリット・デメリット
またそれぞれの働き方にはメリット・デメリットがあります。
まずはスキマバイトのメリット・デメリットを紹介します。
スキマバイトのメリット
スキマバイトのメリットは、何と言っても雇用契約を結んだ上で仕事に取り組める点。
雇用契約を結ぶことにより、労働条件について最低基準を定めた労働基準法に則った安全かつ安心できる働き方ができます。
最低賃金や休憩時間など法律に基づいた給与支払い、休憩時間の確保が叶うでしょう。
またスキマバイトの多くが未経験からスタートできます。
そのため、アルバイトそのものが初めてだったとしてもチャレンジしやすい利点があります。
スキマバイトのデメリット
一方のスキマバイトのデメリットは、次のようなものが考えられます。
- 身体を使う仕事が多い
- スキルが身に付きにくい
- 収入が安定しにくい
手軽さや気軽さが魅力である一方でスキルが身に付きにくく、安定した収入が得られにくい側面があります。
ただし、人によっては、スキマバイトを上手に活用し多様な経験を得たり、自身のキャリアにつなげている人もいます。
取り組み方次第では、大きな恩恵を享受できるでしょう。
ギグワークのメリット・デメリット
続いてギグワークのメリット・デメリットを紹介します。
ギグワークのメリット
ギグワークのメリットは、自身のスキルを販売できる点。
スキマ時間の活用にフォーカスされることもありますが、最近では様々なプラットフォームが展開されており、自分に合ったプラットフォームを利用することでスキルをお金に転換できるようになりました。
獲得案件によっては自身のスキルを高められるため、どんどん単価の高い案件にも挑戦できるでしょう。
ギグワークのデメリット
しかし一方でギグワークの多くが雇用契約ではなく、業務委託契約を結びます。
そのため、業務中の事故やトラブルは全てワーカーの責任になります。
例えばフードデリバリーの最中に事故に遭ってしまった場合の補償は、全て自分で賄わなければなりません。
また事故のケガにより仕事ができない期間に対して、補償を受けることはできません。
さらに、業務委託契約は、労働基準法で守られた契約ではありません。
そのため案件によっては、1日の最低賃金を下回る場合も想定されます。残業代や深夜手当などの支給もありません。
違いを理解して自分に合った働き方を選択しよう
今回紹介の通り、単発の仕事と一口に言ってもスキマバイトとギグワークでは、雇用契約が違うため、働き方も大きく異なります。
両者の違いをしっかり理解した上で自分に合った働き方を選択してくださいね♪