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アルバイトの合間にギグワーク!その場合、学生でも確定申告は必要ですか?

23.11.20

突然ですが、皆さんは確定申告をしたことはありますか?

学校に通いながらアルバイトをしている学生の皆さんには、あまり聞き馴染みのない言葉かもしれません。
実は、学生でも確定申告をしなかったためにペナルティを課される場合があるんです!
そのため、きちんと確定申告について正しい知識を深めておくことが大切です。

特にギグワークに取り組み複数の経路から収入を得ている方は、確定申告をしなければならない可能性が高くなります。
自分は確定申告が必要なのか、ぜひ本記事でチェックしてみてくださいね♪

学生でも一定の条件を満たすと確定申告が必要です!

冒頭でも述べたように、学生でも確定申告をしなければならない場合があります。
国税庁によると、「給与所得がある方」は確定申告をする必要があると規定されています。
そのため学生であっても、条件に該当する方は原則確定申告を行う必要があります。

しかし、一般的にはアルバイト先の企業が労働者の代わりに確定申告を行う「源泉徴収」や「年末調整」という手続きを取ってくれているため、多くの人は自ら確定申告をする機会がないのが現状です。
それでは、本当に確定申告をする必要がある人はどんな人か紹介していきたいと思います!

ギグワークなどアルバイトの他に複数収入経路がある人

企業が代わりに確定申告を行ってくれる年末調整は、1社からしか行えません。
つまり、複数の収入経路がある場合、税務署に報告される収入額に2社目以降の収入が反映されないという事態が発生してしまいます。
そのため収入総額を確定させるために、自ら確定申告を行う必要があるのです。

源泉徴収をされていない状態で、年収103万円を超過した人

学生でアルバイトをしている方の多くは「103万円の壁」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。
「103万円の壁」とは、給与所得のうち基礎控除48万円と給与所得控除55万円の合計103万円までは課税されない仕組みのことを指します。

また、企業により源泉徴収が行われていない場合、給与から税金を差し引かれていないため、税金の未納状態となってしまいます。
源泉徴収をされていない状態で、課税対象となる年収103万円を超過した場合は、自ら確定申告を行う必要があるのです。
ちなみに、年収103万円を超過した場合は扶養控除、年収130万円を超過した場合は勤労学生控除の要件から外れてしまうため、ご家庭全体の税金負担が増えてしまうという点も覚えておくと良いでしょう。

いつ・どうやって確定申告するの?

確定申告はいつでも行えるものではありません。確定申告できる期間は決まっています。
2023年(令和5年)の確定申告は2023年2月16日~2023年3月15日です。企業が1月31日を期限に年末調整を行った後、個人の確定申告が始まると覚えておくと安心ですね。

確定申告は、税務署に確定申告書を提出した後、納付書に従って税金を納めることで完了します。
確定申告書の作成については、手書きでもパソコンからでも作成できます。
また、確定申告には、金融機関の口座情報、マイナンバーの記入の他、控除を受ける場合はその明細書、給与所得がある場合は源泉徴収票が必要になります。
そのため、事前に自分にはどんな書類が必要なのか把握して準備を進めておく必要があります。

続いて、税務署に作成した確定申告書を提出します。提出する手段はいくつかあります。

税務署の窓口へ直接提出する

1つめは税務署に直接向かい、確定申告書を提出する方法です。窓口で職員に確認しながら提出が行えるメリットがあります。

税務署に信書を用いて郵送する

税務署に向かわなくとも確定申告を行うことができます。ただし、書留や簡易書留、レターパックといった信書でのみ郵送することができる点に注意が必要です。

e-Taxを用いた電子申告

最近になって行われるようになった、インターネット上で申請できる方法です。
税務署の窓口混雑の緩和、申告者の大幅な時間の節約といった様々なメリットがあります。

最近は、e-Taxによる電子申告が行われるようになり、インターネット上で確定申告ができるだけではなく、公的機関の営業日外となる土日祝に関わらず、24時間行うことが可能になりました。

確定申告を忘れてしまった場合はどうなる?

日本国憲法にも記載がある通り、納税は国民の義務です。
そのため、確定申告行う必要があるにもかかわらず、確定申告をしなかった場合、ペナルティが課せられてしまうことも。。。

具体的には、本来納めるべき納付額に加えて、無申告加算税や延滞税といったペナルティが発生します。
さらに意図的に確定申告を行わなかった場合は、重加算税というさらに重いペナルティが発生してしまうこともあります!

確定申告期間が過ぎてしまった場合であっても、自ら確定申告を行えば無申告加算税が軽減されます。
気付いたら早めに確定申告を行うようにしましょう。

まとめ

ここまで読んで頂き、確定申告について知識を深めることができましたでしょうか?
『ギグワークに取り組んでいる学生でも、確定申告をしなくてはならない場合がある』ということについても、お分かりいただけたと思います。

社会に出てからも確定申告の知識は必要になるため、覚えておいて損はないですよ!

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