人生でも履歴書を書く機会は、何度も訪れるものではありません。
そのため、「この書き方で合っているのかな」「正しい書き方って何だっけ」と悩んでしまう人もいるのではないでしょうか。

しかし近年は転職市場も活性化しており、転職に臨むために履歴書を書いているという人もいるでしょう。
履歴書には、学歴やアピール文の他に簡単に職務経歴を記載する欄があります。
副業でスキマバイトに取り組んでいる際、スキマバイトの職歴を書くべきなのか分からず困るケースもあるかもしれません。

そこで今回は、履歴書にスキマバイトの職歴を書くべきか解説します！

履歴書の職歴の書き方

履歴書の職歴を記入する際は、下記点を意識しましょう。

時系列に書く

職歴は最新の職歴から過去の職歴へと順番に記載するのが一般的です。
特に応募先企業が募集する職種・ポジションと親和性の高い仕事に就いている人や、キャリアアップを目指した転職の場合は、新しい順から書くことを意識しましょう。

期間を明確にする

各職歴には、入社日と退職日を明確に記載しましょう。不明確な期間を書くと不信感を抱かれる可能性があります。
また派遣や契約社員など、雇用形態が異なる場合はその詳細も明記しましょう。

職務内容を具体的に示す

ただ職歴を列挙するだけでなく、各職務の具体的な内容を記載しましょう。
具体的な職務内容や実績を示すことで、自分の経験やスキルが分かりやすくなりアピール力が高まります。

職歴に合わせた重点的な情報を記載

履歴書は1枚の限られたスペースに情報を詰め込む必要があります。
職歴に合わせて重点的にアピールしたい経験やスキルを選んで記載しましょう。求人に応募する際には、求められるスキルや経験とマッチする内容をアピールすると効果的です。

副業スキマバイトは履歴書に書くべき？

原則副業アルバイトは、履歴書に記載する必要はありません。
ただし、次の応募先にアピールになるようなスキル・経験が求められる副業バイトであれば、履歴書に記載することをおすすめします。
しかし履歴書の記入欄は限られています。

あえて履歴書には記載せず、職務経歴書に別途アピールページを設けるのも良いでしょう。
ただ履歴書の職歴を埋めるだけに記載をするのは控えましょう。

スキマバイトの経験を履歴書に書く時の例文

本項目では、スキマバイトの経験を履歴書に書く時に参考になる例文を紹介します。
スキマバイトの経験を履歴書に書く時は、「どのような経験を得たのか」「何に注力したのか」を明確に記載することがポイントです。

「収入を増やしたい」「様々な業界をみてみたい」「色々な仕事を経験したい」「自身のスキルを高めたい」など、様々な理由があるでしょう。
入社後に活きるスキルや経験を交えながら記載すると、自己PRにもなるでしょう。

●配達スタッフ　　20XX年X月～20XX年X月
・飲食店との提携によるフードデリバリーサービスの配達業務を担当。
・効率的なルートを選択し、迅速かつ正確にお客様のもとへ商品を届けることを心掛けた。
・顧客との円滑なコミュニケーションにより、リピーターの増加に注力。

●イベントスタッフ　　20XX年X月～20XX年X月
・大型イベントでの案内や受付業務を担当。
・来場者に対して親切丁寧な対応を心掛け、円滑なイベント運営に貢献。
・イベント終了後の片付けや後片付けも迅速に行い、スタッフチームのサポートに尽力。

●カフェ・バリスタ　　20XX年X月～20XX年X月
・カフェでのオーダー受付、コーヒーの淹れ方におけるトレーニングを受け、美味しいコーヒーを提供することに専念。
・お客様とのコミュニケーションを大切にし、リラックスした空間を演出。

●ホテル・ベルボーイ　　20XX年X月～20XX年X月
・ベルボーイとして、お客様の荷物運搬やフロントサポートを担当。
・笑顔と丁寧な言葉遣いでお客様をお出迎えし、快適なホテル滞在に貢献した。

スキマバイトの経験を履歴書に書く時の注意点

スキマバイトの経験を履歴書に書く際は、次のポイントに注意しましょう。

無意味に職歴を埋める

職歴の欄を埋めるためにただ箇条書きでスキマバイトの経歴を記載するのは避けましょう。
スキマバイトの経歴を記載する際は、スキルや経験をアピールできるものに限定しましょう。

経験・注力したことも併せて記載する

スキマバイトの案件名だけを記載しただけでは、どのような取り組みをしたのか明確に伝えることはできません。
スキマバイトで得た経験や注力したことも一言添えると納得感を与えられるでしょう。

履歴書にスキマバイトの経験は書くべき？ まとめ

転職の際、履歴書にスキマバイトの経験は原則書く必要はありません。
しかし応募先企業に対し、アピールポイントになるような経験・スキルを得たのであれば、具体的な内容と共に記載しましょう。

スキマバイトの経験を上手に使い分け、転職を成功させましょう。