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ギグワーク研究 ギグワークにまつわるアレコレ

万が一のケガ・事故の保障が心配…。そんな方は雇用型ギグワークがおすすめ!

22.12.12

20代・30代の学生やサラリーマンを中心に、その需要を伸ばし続けるギグワーク。
繁忙期や人手が足りない時間帯だけなどスポット的に労働力を確保できるギグワークは、ワーカーだけではなく企業側も高いユーザビリティを得られます。

公益社団法人 日本経済研究センターが公表した「データサイエンス リサーチペーパー」によると、クラウドワークスの仲介プラットフォーム上で成立した契約件数は、「固定報酬プロジェクト」で2020年に2019年比で約2割も伸びたとのことでした。
今後もギグワークの認知拡大や求人種類の増加に伴い、ギグワーク市場は拡大すると予想できそうですね。

ギグワーク市場拡大に伴い、さらにギグワーカーが増えることは必須。
既にギグワーカーとして活動している方や、まわりの友人・知人からギグワークを勧められた方も多いでしょう。

多くの方がギグワークに興味・関心を抱く一方で、ギグワークという働き方は保障の手薄さが心配という方もいるかと思います。
ギグワークは企業と雇用契約を結ぶ働き方ではないため、労働基準法が適応されません。
そのためギグワークに興味はあるものの仕事中の事故・ケガに対する保障が心配で、なかなか始められないという方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、新しいギグワークの在り方の1つ。安心して働ける『雇用型ギグワーク』をご紹介します!

参考:公益社団法人 日本経済研究センター「データサイエンス リサーチペーパー」

雇用型ギグワークとは?

雇用型ギグワークとは、働き方自体は単発の仕事を繰り返し請け負う通常のギグワークと同じです。しかし通常のギグワークと雇用の在り方が大きく異なります。
通常のギグワークは冒頭でもご紹介の通り、企業と直接雇用関係を結ぶことはありません。代わりに『業務委託契約』を結ぶこととなります。
業務委託契約とは、成果物や遂行した業務に対して報酬が支払われる契約のこと。アルバイトやパートのように労働に対して対価が支払われるものではありません。

一方の雇用型ギグワークは、お仕事毎に企業と雇用契約を結ぶ働き方です。
「企業と雇用契約を結ぶことになるだけで、どんな違いが生じるの?」と疑問に思われる方も多いかと思います。

企業と雇用契約を結ぶと、その労働やワーカーには労働基準法が適応されます。
労働基準法が適応されることで、業務委託契約型にはなかった様々な保障を受けられるようになります。

雇用型ギグワークのメリット

本項目では、雇用型ギグワークで働くとどのようなメリットが得られるのかをご紹介します!
雇用型ギグワークのメリットは大きく次の2点。

労災保険の加入対象となる

労災保険は従業員を1人でも雇用する場合、企業に加入の義務が発生します。
そのためギグワーカーであっても雇用型ギグワークを請け負った場合、ギグワーク中の万が一の事故やケガ、また業務に起因する病気などに対して補償を受けられます。
一方で業務委託契約型のギグワークは、発注者と雇用契約を結ぶことはありません。たとえ業務中に事故に遭ったりケガをしたとしても、補償を受けることはできません。

労災時の保障は雇用型ギグワークの大きなメリットの1つではないでしょうか。

労働基準法が適応される

雇用型ギグワークのもう1つのメリットに、労働基準法が適応される点が挙げられます。
企業と雇用関係を結んだことで、業務委託契約型ギグワークの懸念点として挙げられていた下記に関する心配がなくなります。

  • 最低賃金の保障
  • 割増賃金(時間外手当・休日手当・深夜手当)の保障
  • 休憩時間の保障
  • 長時間労働の規制 など

上記で紹介した2つのメリットの他にも企業と雇用契約を結ぶことで、
有給制度の利用や解雇時の失業手当の受給、万が一の病気・ケガに伴う療養時の休業補償も一定の条件を満たせば受けることができます。

雇用型ギグワークのデメリット

一方で雇用型ギグワークには、『単価が上がりにくい』というデメリットがあります。
業務委託契約型ギグワークは、成果物や遂行業務に対して報酬が支払われます。
いわゆる成果報酬型となるため、実力やスキル次第では大きな収入が期待できます。

一方で雇用型ギグワークは、労働力として雇用されるケースが多いため、どんなに実力やスキルが伴っていたとしても労働単価が上がりにくい傾向があります。
しかし雇用型ギグワークは、最低賃金が保障されています。業務委託契約型ギグワークのように、時給換算したら最低賃金を大きく下回っていた!なんてことは起こらないでしょう。

雇用型ギグワーク まとめ

ギグワーク需要の高まりに応じて新しく登場した『雇用型ギグワーク』。
雇用型ギグワークは、従来の業務委託契約型ギグワークとは異なり、企業と雇用契約を結ぶ働き方。
ギグワークのリスクを軽減した働き方であり、今後は雇用型ギグワークを通じ自分らしい働き方を叶える方も増えていくでしょう。

とは言え、雇用型ギグワークにもデメリット面があります。
ギグワークに対して何を求めているのか、自分はどんな働き方を望んでいるのかをしっかり整理した上で自分に合う働き方を選択してくださいね。

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