副業でギグワークをした場合いくらぐらい稼げるの？副業ギグワークのリアル

22.10.04

土日の片方だけ1日8時間のギグワークをした場合
副業の平均月収10～40万円が4割
効率次第でギグワーク（副業）収入が10万円を超えることも！

厚生労働省が「副業・兼業の促進に関するガイドライン」を制定して以降、日本においても副業解禁の動きが広がりつつあります。
インターネットを利用した技術的な方法でサービスの受発注をおこなうギグワークは、数ある副業の中でも今注目を集めている働き方の1つ。

ギグワークには、インターネットを介し受発注できるという大きな特徴があります。つまり、スマートフォン1つで気軽に仕事の発注や受注できる新しい働き方なのです。
これまでのように登録・面接（説明会）・お仕事の決定のプロセスを踏むことなく、ギグワークアプリをインストール、もしくはインターネットのサイトから登録するだけで即日仕事を始められます。
またアルバイト・パートとは異なり、企業と直接雇用関係を結ぶ働き方ではないため、その日空いた時間だけ仕事を請け負えるのも大きな特徴の1つ。
そんな現代ニーズにマッチした働き方は、副業としてもその需要を伸ばしつつあります。

その中で気になるのは、副業でギグワークをした場合、どれぐらい稼げるのか。
収入を増やしたい方にとって副業収入額は、大きな問題ですよね。
そこで本記事では、副業でギグワークをした場合の収入事態をお伝えします！

土日の片方だけ1日8時間のギグワークをした場合

まずは土日休みの方が、土日のどちらか1日だけ1日8時間のギグワークをした場合の月収を計算してみたいと思います！

1日8時間のギグワークの場合、日当は1万円ほど。現場や時間帯によっては1日1万5千円ほど稼げる現場もあります。
高単価の現場は人気が高く採用されにくいか、体力仕事系もしくは深夜にかかる時間帯での募集が多くを占めます。
採用されるか分からないけれど、効率的に稼げる仕事が良い！という方や、体力仕事・夜勤勤務が苦でない方は応募してみても良いかもしれませんね。

仮に1週間に1回、1日1万円の現場に入った場合、副業収入で月4万円もの金額を稼ぐことができます。
残りの1日をしっかり休息に充てる、もしくは自分の趣味や友達・家族との時間に充てることもでき、副業で稼ぎながら十分にプライベートとの両立も図ることができるでしょう。
ギグワークの良い点は、予めシフトが決められていない点。突然予定が入った時でも柔軟に勤務日を変更できる利用のしやすさがあります。
案件が決定していなければ、自分の都合に応じて働く日時をギリギリまで調整できます。

ちなみに月4万円分の収入が増えれば年間48万円の増収になります。
「月たった4万円…。」と思うのか、「月4万円も増える！」と感じるかは人それぞれですが、年間約50万円も増えるとなるとやはり大きな金額ではないでしょうか。

副業の平均月収10～40万円が4割

では世間一般において、副業収入はどれぐらいの金額なのでしょうか？？
気になる方も多いかと思います。

日経新聞（2022年7月掲載）に掲載されたパーソルイノベーション（東京・港）の副業仲介サービス「lotsful（ロッツフル）」の調査によると、副業の平均月収は次の通りとなりました。

5万円未満：23.4％
5万円以上10万円未満：16.1％
10万円以上40万円未満：44.5％
40万円以上50万円未満：3.7％
50万円以上：6.5％

レッドゾーンはなんと10万円以上40万円未満。
割合上では半数以上の方が10万円以上の副業収入を得ていることが分かりました。
また本調査は、全国の20～40代の会社員639人を対象に行ったそうですが、調査全体のうち副業をしているのは34.1%にものぼり、多くの会社員が副業を始めていることが分かります。
副業を始めたきっかけは、収入を担保もしくは収入増を目的にしている方も多いそうですが、キャリアアップや知人からの依頼などが副業に踏み切る要因になっていると回答した方も一定数いました。
副業の在り方についても『収入を増やす』という目的から、『キャリアアップ』『経験』『自己表現』などに置き換わっている様子も伺えますね。

参考：日本経済新聞