自分の好きな時に単発で仕事を引き受けるギグワークは、自分のライフスタイルに合わせて働ける魅力的な働き方の1つ。
「ライフワークバランスを大切にしたい！」「副業として稼ぎたい！」など一人ひとりの需要に合った働き方を選択できるため、ギグワークに魅力を感じている方も多いでしょう。
しかしその反面、ギグワークは仕事毎に契約を結ばなくてはなりません。
そのため一度契約を結んだ仕事（引き受けた仕事）は、原則キャンセルができません。

とはいえ、場合によっては体調不良や突然の身内の不幸で「引き受けた仕事をキャンセルしたい…」なんてケースも発生し得るでしょう。
そこで今回は、ギグワークにまつわるキャンセルについてお伝えします。

お仕事確定後のキャンセルは基本NG

ギグワークの求人は現場の仕事量に応じて必要なスタッフの人数が計算され募集が行われます。
そのため数人でも欠員が発生すると運営自体に影響がでることも…。
また運営はできるけれど、スタッフの人数が少なくなると他のスタッフの仕事量が増えることも考えられます。1人のスタッフに割り当てられる仕事量が多いことが原因でミスや事故に繋がる可能性もあります。

とはいえ、病気や身内の不幸、怪我などでどうしても勤務が出来ない場合や仕事に支障が生じ、他のスタッフに迷惑を掛けてしまう事態もゼロではありません。

どうしても確定した仕事の勤務が難しい場合は、早めに指定された連絡先に欠勤希望の連絡を入れましょう。
前日や当日のキャンセルになってしまうと、代理スタッフを探す対応が取れない場合もあります。

もし自身の都合でやむを得ず請け負った仕事をキャンセルしなくてはならなくなった場合は、友人や家族に代理を頼み代理対応でキャンセルできるか尋ねてみましょう。
応募案件の採用において必要条件を満たしていれば、友人や家族での代理対応を受け入れてもらえるケースもあります。

キャンセル連絡の方法

キャンセルの連絡はなんとなくし辛いものですよね。。。
つい、電話やLINEなどのチャットツール、プラットフォームのメッセージでキャンセル連絡をしてしまいがちですが、多くのプラットフォームではキャンセルのような緊急事態時の連絡は電話が原則。
たとえメールやチャットツールなどで連絡したとしても、キャンセルを受け入れてもらえないこともあります！

またギグワークのお仕事の中には、指定された連絡先にキャンセル連絡をしなければならないケースもあります。そのため、もしもの緊急時に備え、請け負う仕事が決まった時は緊急連絡先を確認しておくと安心ですよ。

無断欠勤や始業後のキャンセル連絡は登録解除の対象になることもあります。
何かトラブルに巻き込まれた時でも、指定の連絡先に一報連絡をしておくことで、現場も別のスタッフを手配するなどの判断ができるようになります。

登録プラットフォームのルールを確認しよう！

ギグワークはプラットフォームによってキャンセルのルールが異なります。

NEXTLEVELの場合は、他のプラットフォーム同様にエントリー後のキャンセル・変更は原則受付致しかねます。
ただし、病気や怪我・身内の不幸に関しても欠勤は、急性かつ診断書等各種証明の提出を条件にお認めしています。

プラットフォームによっては、ペナルティポイント制度を導入しているところもあります。
お仕事決定後にキャンセルの連絡をすると、仕事開始までの日時に対してポイントが付与されます。一定のポイントが貯まると決められた期間、仕事への応募が出来なくなります。
またプラットフォームの利用停止措置が解除されたとしても過去のペナルティポイントは抹消せず、利用停止回数が一定数を超えるとプラットフォームの利用自体、完全停止になってしまうこともあるようです。

プラットフォームはギグワーカーにとって仕事探しのための大切なツールです。
プラットフォームの利用を停止されてしまうと、ギグワーカーとしての活動も停止してしまいます…。
安易な気持ちでキャンセルをしないよう、請け負った仕事を全うできるのかしっかり考えた上で案件にエントリーしてくださいね。

スケジュール管理や体調管理も大切！

多くのギグワーカーは複数のプラットフォームに登録しています。効率的に仕事を探せる一方で「ダブルブッキングしてしまった！」という失敗も珍しくありません。
請負先に迷惑を掛けないためにもスケジュール管理は徹底しましょう。

また働く上では体調管理も重要です。
特にギグワークを副業としている方や学業と両立している方は、本業や学業の合間にギグワークを詰め込み過ぎて体力が続かず、体調を崩してしまった…。
ということがないように、バランスを取りながらギグワークとの両立を図りましょう。

ギグワークは登録から仕事開始まで面倒な書類選考や面接などがありません。
登録したその日から仕事を開始でききる手軽さが魅力です。
しかしお仕事にエントリーし確定した以上、業務を全うする責任を負わなければなりません。
「たかが1回のキャンセル」がギグワーカーとして活動する上で重要なプラットフォームの利用停止に繋がることもあります。
ギグワーカーとして活動する方は、簡単にスピーディーに働ける分モラルやマナーが問われることを覚えておきましょう。