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ギグワーカーは年金をもらえるの?

22.01.06

ギグワーカーは会社員よりも将来設計・老後のマネープランを自分で管理しなければなりません。
その中でも年金は、将来の安定した生活においてしっかり理解を深めなければならない項目です。
とはいえ、日々の忙しさの中から蔑ろにしてしまっている人も少なくないのではないでしょうか。

今回はギグワーカーの年金についてお伝えします。

年金制度のおさらい

まずは日本の年金制度について簡単におさらいしたいと思います。

年金制度の種類

日本の公的年金制度は「国民皆年金」という特徴があり、どこに雇用されているかによって大きく3種類に大別されます。

  1. 20歳以上の全ての人が共通して加入する『国民年金』
  2. 会社員が加入する『厚生年金』。
  3. 公務員・私学学校教諭が加入する『共済年金』

後には、全ての人が老齢基礎年金を、厚生年金に加入していた人は老齢基礎年金に加え老齢厚生年金、共済年金に加入していた人は老齢基礎年金と退職共済年金(老齢厚生年金)を受け取ることができます。

参考:厚生労働省

満額受け取るための条件

それぞれの年金によって満額受け取れる条件が異なります。

国民年金

老齢基礎年金は原則65歳から受け取れます。
この老齢基礎年金を満額受け取るためには、20歳から60歳までの40年間、満額納め切った場合に限ります。
2021(令和3)年4月分から適用されている老齢基礎年金額は78万900円であり、毎偶数月に2か月分受け取れます。

厚生年金

厚生年金は満額という考え方はありません。厚生年金の受給金額は以下3つの要素で決まります。

  • 月の平均収入額
  • 被保険者期間
  • 加給年金の支給対象か否か

厚生年金加入者が年金額を増やしたい場合は、より高い収入を目指す・長期間の加入が求められます。

共済年金

共済年金は2015年10月に実施された年金制度の一元化によって、厚生年金に統合されました。しかし、それ以前に共済年金を受給している人は、引き続き共済年金を受給できます。
年金制度の一元化以前は、厚生年金にはない「職域加算」といわれる3階建て年金部分がありました。
一元化によって、職域加算がなくなり、代わりに年金払い退職給付制度が適応されることとなりました。
年金払い退職給付は、民間の企業年金に相当するものです。

つまり今新しく共済年金に加入する人は厚生年金と同じ計算方式で受給金額が決まります。
そのため共済年金も加入期間が長く、給与が高いほど、年金額は多くなります。

みんなの平均受給額は?

気になるのは将来どれだけの年金をもらえるのか。
老後の資産をイメージする上で、今の受給者がどれだけの金額を受け取っているのか、平均額を調べてみました。
(※共済年金は厚生年金に含む)

国民年金

国民年金の満額支給月額は約6万5,000円です。(令和3年時点)
しかし、実際の平均支給月額を見てみると約5万5,000円。もちろんこの金額は平均金額のため、この金額より下回る人は多数いらっしゃいます。

厚生年金(国民年金含む)

厚生年金(国民年金分含む)の平均月受給額は約14万7,000円。男性の平均は約16万6,000円、女性の平均は約10万3,000円です。

参考:厚生労働省「平成30年厚生年金保険・国民年金事業の概況」

ギグワーカーが年金を貰うためには何をしたらいい?

ギグワーカーは、その仕事が本業か副業かによって加入する公的年金が異なります。

ギグワークが本業の場合

ギグワークを本業として生計を立てている場合、国民年金に加入します。
ギグワーカーが年金を受け取る場合は、国民年金の保険料を納付する必要があります。
先述の通り、20歳~60歳の40年間に保険料を全納すると、満額の月6万5,000円を受給できます。(令和3年)

生命保険文化センターが行った調査によると、老後の最低日常生活費は月額で平均22.0万円、旅行や趣味などを楽しむゆとりある老後生活を送りたい場合は平均36.1万円の生活費が必要と言われています。

参考:生命保険文化センター

ギグワーカーは会社員とは違い、定年という概念がありません。
働く意思・働く環境があれば、年齢に関係なく働き続けられます。
しかし一方で「国民年金だけでは老後資金が心もとない…」と不安に感じている人も一定数いらっしゃるでしょう。

老後の備えは国民年金だけではありません。
国民年金にプラスできる備えがいくつかあります。

  • 付加年金
  • iDeCo(個人型確定拠出年金)
  • 国民年金基金

老後のマネープラン・資金に不安を感じている人は、上記の備えについて調べてみることをおすすめします。

ギグワークが副業の場合

今の日本の社会保険制度は、お勤めの会社と個人事業の重複加入ができません。つまりどちらか一方のみしか加入できないのです。
会社員は一定の勤務時間・収入を満たすと厚生年金への加入が義務付けられています。
本業が会社員であり厚生年金の加入条件を満たした場合は、厚生年金に加入します。

厚生年金を受け取るためには2つの要件があります。

  1. 厚生年金保険の被保険者期間が1か月以上ある
  2. 国民年金保険料の納付期間が10年以上である

➀の要件については、1カ月間会社員として勤めれば要件を満たすことになります。
基本的に厚生年金は給与天引きされており、国民年金保険料も自動で納付されます。そのため➁の要件についても、10年以上会社員として勤めている人は自動的に要件を満たすこととなります。
しかし会社員としての勤務が10年に及ばず国民年金が未納の場合は、➁の要件を満たさない可能性があります。
その場合、厚生年金が受給できなくなるので注意しましょう。

ギグワークは時間や場所に縛られない自由な働き方です。しかし一方で将来のマネー設計・老後資金の積み立ても自分で行わなければなりません。
ギグワーカーとして働く場合、働き方によって老後の年金受給がどのように変化するのかきちんと理解しておきましょう。

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