大学生のバイト事情
25.03.03

大学生活は、新しい知識を学ぶだけでなく、友人との交流やサークル活動、そしてアルバイトなど、様々な経験を通して自分を成長させる大切な期間です。
特にアルバイトは、社会経験を積むだけでなく、学費や生活費、趣味などに必要なお金を稼ぐ手段として、多くの大学生にとって身近な存在と言えるでしょう。
一方で「周りの大学生はどのくらい稼いでいるんだろう?」「自分はどのくらいバイトすればいいのかな?」と気になっている方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、大学生のバイト事情について解説します。
大学生の平均の月収はどのくらい?
大学生の平均月収は、調査によって多少のばらつきがありますが、1ヶ月あたりの平均はおおよそ5万円〜7万円程度と言われています。
本数値はあくまで平均値であり、個人の生活スタイルや家庭環境、学業との両立などを考慮して、アルバイトをする時間や頻度は大きく異なります。
例えば、一人暮らしで生活費を自分で賄う学生は、月10万円以上稼ぐケースもあります。
一方で、実家暮らしで生活費の負担が少ない学生は、月数万円程度のアルバイトをしていることが多いようです。
また、学部や学科によってもアルバイトに使える時間に差があります。理系の学生は、実験や研究などで時間が拘束されることが多いため、文系の学生に比べてアルバイトの時間が短くなる傾向にあります。
独立行政法人日本学生支援機構が実施した「令和2年度学生生活調査」によると、大学生(昼間部)の1ヶ月のアルバイト収入は、平均で6万6,900円でした。
本調査結果からも、大学生の平均月収はおおよそ6万円〜7万円程度であると言えるでしょう。
週にどのくらいバイトをしてるの?
大学生が週にどのくらいアルバイトをしているのかについても、様々な調査データが存在します。
平均的には、週に2〜3日程度、1日あたり3〜4時間程度アルバイトをしている学生が多いようです。
先述の「令和2年度学生生活調査」によると、大学生(昼間部)の1週間あたりのアルバイト時間は、平均で10.7時間となっています。
また、長期休暇中は、普段よりもアルバイトの時間を増やす学生が多い傾向があります。
夏休みや冬休みなどの長期休暇中は、週4〜5日、1日あたり5〜6時間程度アルバイトをしている学生もいます。
大学生の平均時給
厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、20〜24歳の時給平均は1,202円でした。
そのため、大学生もおおよそ1,200円前後の時給であると考えられます。
また、時給はエリアによって異なり、都市部では高く、地方では低い傾向があります。また、深夜帯のアルバイトは、深夜手当が支給されるため、時給が高くなります。
大学生に人気の時給の高いアルバイト
最後に、大学生に人気の時給の高いアルバイトを紹介します。
効率的に稼ぎたいと考えている大学生は、次に紹介する案件に絞って求人を探してみるのも良いでしょう。
塾講師
生徒に勉強を教える仕事です。他のアルバイトと比較して時給が高い傾向があります。
家庭教師
生徒の自宅に訪問して勉強を教える仕事です。結果を残せば、塾講師よりも稼げる場合があります。
イベントスタッフ
イベントの運営をサポートする仕事です。長時間勤務の現場の場合は、1回の仕事でガッツリと稼ぐことができるでしょう。
深夜帯のコンビニエンスストア
深夜手当が支給されるため、時給が高くなります。
未経験でも応募できるため、特筆できるスキルがない場合やスキマバイト初心者でも挑戦しやすいでしょう。
大学生のバイト事情 まとめ
大学生の平均月収はおおよそ5万円〜7万円程度、週あたりのアルバイト時間は平均で10.7時間、平均時給はおおよそ1,200円程度となっています。
これらのデータはあくまで平均値であり、個人の状況によって大きく異なります。学業に支障が出ない範囲で取り組めるアルバイトを見つけましょう。
スキマバイトは、単発で仕事を請け負える働き方です。
「学業が忙しく長期アルバイトは難しい…」と悩む人にとって、最適な働き方になる可能性もあります。
ぜひスキマバイトも含め、自分に合ったアルバイトを見つけ、充実した大学生活を実現しましょう!