同一プラットフォームで同じ日に2件スキマバイト申し込みは可能なの?
24.05.31

スキマバイトは、空いた時間を有効に活用できる働き方。
そのため、1日に2件・3件とエントリーし、ガッツリ稼ぎたいと考える人も多いかと思います。
しかし、同一サービスから同じ日に何件も勤務することは可能なのでしょうか?
そこで今回は、スキマバイトにおけるエントリーのルールを確認したいと思います。
同一日に2件の申し込みは禁止しているケースもある
まず、「同じ日に2件以上の稼働は可能なのか?」という問いに対してお答えします。
サービスによっては、2件以上の稼働ができないよう制限されているケースがあります。
その場合、開始時間が同日0:00~24:00の勤務は、1件までと定められています。
なぜ1日に勤務できる回数が制限されているのかというと、その理由は法定労働時間の超過(残業)を避けるため。
スキマバイトの場合、ギグワークとは異なり、運営会社もしくは求人募集をしている企業と雇用契約を結びます。
そのため、1日の労働時間が8時間を越えた場合、法定労働時間が超過扱いとなってしまいます。
スキマバイトサービスでは、法定労働時間を超過しないために、1日の可能稼働数を制限しています。
しかし、あくまでも同一サービスに限る話であり、別のサービスを利用すれば、同じ日に2件以上案件を受注することも可能です。
ただし、あまりに案件を詰め込み過ぎると、体調を崩したりと仕事に支障をきたす恐れもあります。
必要以上に無理せず、体調や他のスケジュールとのバランスを考えながら、案件を受けるようにしましょう。
その他、スキマバイトに関するエントリー制限
その他にもスキマバイトでは、エントリー制限が設けられている場合もあります。
具体的な例として、次のような事例が挙げれられます。
1週間の労働時間
1週間の労働時間は、同一サービス内で39時間以内の制限が設けられています。
これは、労働基準法で1週間に40時間を超えて労働させた場合、法定労働時間の超過(残業)になるためです。
サービスによっては、エントリーできないなどの制限が発生するため、エントリーできなくなってしまった場合は、1週間の上限時間を確認してみましょう。
同一企業の月間報酬合計金額
スキマバイトに取り組む場合、同じ案件や同じ現場の案件を請け負うことも多いでしょう。
しかし同一企業の案件にエントリーする場合、報酬に上限金額が設けられています。
上限はサービスによっても異なりますが、月間88,000円未満でなければなりません。なお、この金額には交通費も含まれています。
なぜ金額にも制限が設けられているのか?
その理由は、社会保険の加入要件である月間88,000円を超えないようにするため。
もし月間88,000円を超えてしまった場合、社会保険加入に義務が生じてしまう可能性もあります。
同一企業の年間報酬合計金額
給与支払い報告書の提出要件である年間30万円の超過を防ぐために、同一企業の年間報酬の合計金額を抑えているケースもあります。
この場合、1年間あたりの金額になるため、同じ企業や現場でスキマバイトを繰り返している人は注意が必要です。
利用するアプリ・サービスのルールをしっかり確認しよう!
スキマバイトは、それぞれアプリやサービスなど、利用するツールによってルールや制限が異なります。
そのため、利用の際は、事前にルールや制限の確認をしておく必要があります。
「以前別のアプリでもスキマバイトをしていたから」とルールを確認せず使い始めると、思わぬトラブルを引き起こしてしまったり、「こんなはずではなかった!」なんて事態に遭ってしまう可能性も考えられます。
ルールを読み込んだり、制限を確認するのは、少し手間に感じられてしまうかもしれません。
しかし安心して働くためにも、ぜひ新しいサービスを利用する際は、ルールを確認するようにしてくださいね。
同じ日に2件スキマバイト申し込みは可能なの? まとめ
利用するプラットフォームやサービスにもよりますが、1日の稼働上限を設けているサービスもあります。
また1週間の労働時間や1ヶ月の報酬上限も条件次第で制限がかかることがあるため、事前に確認しておくようにしましょう。