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就活生必見!スキマバイトでの経験をもとにしたガクチカの書き方&アピール方法

25.09.17

就職活動は、履歴書やES(エントリーシート)の作成、面接対策など、やるべきことがたくさんあります。
特に、「学生時代に力を入れたこと」、通称ガクチカの項目は、自分の個性をアピールする重要な部分。アルバイト経験を書こうと考えている方も多いのではないでしょうか。

しかし、ただ「アルバイトを頑張りました」と書くだけでは、面接官の印象には残りにくいもの。皆さんのなかには、複数の単発バイトやスキマバイトを経験してきたという人もいるかもしれません。一見、まとまった経験がなくガクチカにできないと感じるかもしれませんが、実はそうした経験こそ、自分の強みをアピールする絶好のチャンスにもなり得ます。

本記事では、スキマバイトの経験をガクチカにどう活かし、面接官に響く文章を作成するのかを解説します。

スキマバイトは自己PRやガクチカに使える?

「スキマバイトは単発だから、一つのことを継続した経験としてアピールするのは難しいのではないか?」そう考えてしまう方もいるかもしれません。しかし、結論から言うと、スキマバイトの経験は自己PRやガクチカに十分に活用できます。むしろ、多種多様な仕事に短期間で挑戦してきた経験は、特定のアルバイトを長く続けた人にはない、独自の強みをアピールできるチャンスとなり得るでしょう。

例えば、様々な職種や現場を経験してきたことは、高い適応力や柔軟性を証明する材料となります。初めての場所でもすぐに状況を把握し、与えられた役割を果たす能力は、企業が求める人材像と合致することが多いでしょう。また、短時間で成果を出すために工夫した経験や、初対面の人々と協力して業務を遂行した経験は、主体性やコミュニケーション能力を示すエピソードとして語ることができます。

具体的には、物流倉庫での仕分け作業や、イベント会場の設営、飲食店のホールスタッフなど、異なる環境での経験を組み合わせることで、「様々な環境に素早く順応し、常に最善の方法を考えて行動できる」というアピールにつなげられます。このように、スキマバイトの経験は、表面的な職歴ではなく、その中で得たスキルや考え方を深掘りすることで、説得力のあるガクチカへと昇華できます。

スキマバイトでの経験をもとにしたガクチカ例 3選

スキマバイトの経験をガクチカとしてアピールする際、ただ「〇〇の仕事をしました」と述べるだけでは印象には残りません。
大切なことは、そこで何を学び、どのように成長したのかを具体的に伝えることです。

ここでは、スキマバイトの経験をガクチカに落とし込むための3つの具体例を紹介します。

例1:多様な環境への適応力をアピールするガクチカ

私の強みは、複数のスキマバイトを通じて培った「高い適応力」です。大学時代、私は単一のアルバイトではなく、様々な職種や環境での短期の仕事を経験しました。具体的には、イベント会場の設営、飲食店のホールスタッフ、オフィスでのデータ入力、物流倉庫での仕分け作業など、業界や職種が全く異なる場所で働きました。どの仕事も初対面の人々と協力し、初めての業務内容を短時間で理解する必要がありました。最初のうちは、新しい環境に慣れるまで時間がかかり、戸惑うことも少なくありませんでしたが、私はこの経験を成長の機会と捉え、新しい現場に入るたびに、まず業務フロー全体を把握するよう努め、次に自分が貢献できるポイントを探しました。

たとえば、物流倉庫での作業では、チームのメンバー間で物の仕分け方や配置方法が異なり、非効率的な動きが生まれていることに気づきました。私は作業中に、よりスムーズに連携できる方法を提案し、チーム全体の作業効率を向上させることに貢献しました。この経験から、私はどんな環境でも、まずは現状を冷静に分析し、その中で自分の役割を素早く見つけ出すことができるようになりました。この「高い適応力」は、貴社に入社後も、新しいプロジェクトや部署異動など、様々な変化に柔軟に対応し、早期に戦力として貢献できる強みだと考えています。

例2:課題解決能力をアピールするガクチカ

私が学生時代に最も力を入れたのは、スキマバイトです。私は、主に飲食店のホールスタッフやキッチン補助の仕事を短期間で複数経験しました。ある飲食店でのスキマバイトに参加した際、ピーク時には注文が殺到し、キッチンとホールスタッフ間の情報共有が滞りがちで、お客様を待たせてしまうという課題があることに気づきました。

この状況を改善するため、私は積極的に他のスタッフとコミュニケーションを取り、非効率な点を洗い出しました。その結果、注文内容を声に出して復唱すること、そして特定の場所に伝票を置くルールを統一することを提案しました。これにより、キッチンスタッフは事前に準備ができ、ホールスタッフも料理ができたことを素早く察知できるようになりました。最初は提案に戸惑う人もいましたが、この変更を実践した結果、ピーク時でもお客様を待たせる時間が大幅に短縮され、チーム全体の連携がスムーズになりました。この経験から、私は与えられた業務をこなすだけでなく、一歩引いて全体を俯瞰し、自ら課題を見つけて解決策を実行する力を身につけることができました。この能力は、貴社で働く際にも、業務の改善や効率化に貢献できると確信しています。

例3:コミュニケーション能力とチームワークをアピールするガクチカ

私の強みは、スキマバイトを通じて磨き上げた「コミュニケーション能力とチームワーク」です。私は大学時代、イベント会場の運営スタッフや、地域のお祭りでの販売補助など、単発で大勢の初対面の人々と協力して働く機会を多く持ちました。これらの仕事では、限られた時間の中で、初めて会う人たちと円滑な人間関係を築き、一つの目標に向かって協力することが不可欠でした。私は、現場に入るたびに、まずは積極的に自己紹介をし、役割分担や作業の進捗をこまめに確認することを心がけました。

また、自分の役割を終えた後も、他のメンバーに「何か手伝うことはありますか?」と声をかけるよう心がけ、その結果、自然と他のメンバーとも信頼関係が築かれ、お互いに助け合う協力体制が生まれました。さらに、来場者からの質問に対しても、的確な情報を提供するために、他のスタッフとも連携を密にしました。この経験から、私は短時間で他者と信頼関係を築き、チームの一員として貢献する力を養うことができました。貴社に入社後も、チームメンバーやお客様と良好な関係を築き、目標達成に向けて積極的に貢献していきたいと考えております。

スキマバイト経験をガクチカに書く際のポイント

本章では、採用担当者の心を掴むための、具体的な書き方とアピール方法を解説します。

 経験を単なる羅列で終わらせない

ガクチカを書く際は、経験を単なるリストとして提示しないよう、意識しましょう。「〇〇のアルバイトをしました。次に〇〇のアルバイトをしました。」といった書き方では、あなたがその経験から何を学んだのか、どんな成長があったのかが伝わりません。
それぞれの経験を結びつけ、一本のストーリーとして語ることを意識してみてください。例えば、「様々な職種を経験する中で、共通する課題に気づき、解決策を考えるようになった」といったように、経験の背景にあるあなたの思考プロセスや行動を明確にすることが重要です。

具体的なエピソードを盛り込む

さらに、具体的なエピソードで示すこともポイントの一つ。抽象的な表現ではなく、「〇〇という課題がありました」「私は〇〇という行動を取りました」「その結果、〇〇という成果が出ました」といったように、具体的な事実に基づいた話を展開しましょう。
数字を用いることも非常に効果的です。「作業効率を20%向上させた」「お客様からのクレームをゼロにした」など、定量的な成果を盛り込むことで、貢献度や能力をより具体的に示すことができます。

企業が求める人物像と結びつける

アピールしたいスキルや経験が、応募先の企業が求める人物像と合致していることを示すことも重要です。企業のWebサイトや採用情報、IR情報などを事前にしっかりと調べ、その企業がどのような人材を求めているのか把握に努めましょう。
例えば、柔軟性や協調性を重視する企業であれば、初対面の人々と協力して成果を出したエピソードを、課題解決能力を重視する企業であれば、業務の非効率な点を改善したエピソードを重点的にアピールしましょう。あなたの経験と企業のニーズがマッチしていることを示すことで、面接官はあなたがその企業で活躍するイメージを持ちやすくなります。

まとめ

スキマバイトの経験は、適応力、課題解決能力、コミュニケーション能力といった、企業が求める多岐にわたるスキルをアピールできる材料になります。しかし、企業の採用担当者に効果的にアピールするには、書き方や内容に留意しなければなりません。

ガクチカを作成する際は、単に経験を羅列するのではなく、具体的なエピソードを盛り込み、その中であなたが何を学び、どう成長したのかを明確に伝えましょう。また、その経験が応募先の企業でどのように活かされるのかを具体的に示すことで、より説得力のあるガクチカが完成します。

スキマバイトの経験を「様々なことに挑戦し、自分を成長させた証」として捉え直しすことで、魅力的なガクチカへと昇華させることができるでしょう。ぜひ、スキマバイトの経験もガクチカの一つとしてアピールしてみてください。

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