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せっかく稼いだパート代を手元に残したい!節約術とは?

25.07.04

皆さんは、毎月パートで頑張って稼いだお金が、気づけばあっという間に手元からなくなっている…なんて経験はありませんか? 物価の上昇や増え続ける税金に、家計のやりくりが厳しくなっていると感じている方も多いかと思います。「せっかく稼いでも、なかなか貯金に回せない」「もっと計画的に使いたいけれど、どうすればいいか分からない」と悩んでいる方もいるかもしれません。

本記事では、今日からすぐに始められる節約術、さらには自然と貯蓄が増える「貯め体質」になるための極意まで、解説したいと思います。

税金アップで生活が苦しい…

本章では、「生活が苦しい」と感じる税金アップの裏側を解説します。

所得税・住民税の負担増

パートで働く皆さんも、一定の収入を超えると所得税や住民税が課税されます。特に、所得税の控除額が縮小されたり、住民税の均等割額が見直されたりするなど、制度の変更によって負担が増加するケースがあります。例えば、扶養から外れてしまうことで、自分だけでなく、ご家族全体の税負担が増える可能性もゼロではありません。

「働き損」という言葉を耳にすることもあるように、収入が増えた分だけ税金も増え、結果として手取りがあまり変わらない、あるいはかえって減ってしまうといった事態に直面することもあります。これは、日本の税制が累進課税制度を採用しているため、所得が増えれば増えるほど税率も高くなるためです。

また、所得税や住民税は、収入に応じて段階的に課税されるため、少し収入が増えただけでも税率が上がる「壁」が存在します。この「壁」を意識してパートのシフトを調整している方もいるのではないでしょうか。しかし、税金に関する知識がないまま働き続けてしまうと、知らず知らずのうちに税金の負担が増え、せっかく稼いだパート代が手元に残りにくくなってしまうのです。自分の収入と税金の関係を理解し、賢く働き方を考えることが、手取りを増やす第一歩となります。

社会保険料の自己負担増

税金だけでなく、社会保険料の負担増も家計を圧迫する要因の一つです。健康保険料、厚生年金保険料などが年々上昇傾向にあり、パートタイマーの方々も例外ではありません。特に、扶養の範囲内で働いていた方が、収入が増えて社会保険の加入対象となると、これまでなかった保険料の支払いが新たに発生します。

例えば、年間106万円以上の収入があると、一定の要件を満たす場合に社会保険への加入義務が生じます。この「106万円の壁」や「130万円の壁」を意識してパートの時間を調整している方も多いでしょう。社会保険に加入すると、これまで会社が負担していた保険料の一部を自己負担することになるため、手取り額は減少します。

社会保険に加入するメリットとしては、将来の年金受給額が増えたり、病気や怪我で働けなくなった際の保障が手厚くなったりすることが挙げられます。しかし、目先の手取りが減ることに抵抗を感じる方も少なくありません。税金と同様に、社会保険制度についても理解を深め、自身の働き方を見直すことが、手元に残るお金を増やすためには不可欠です。

物価上昇による家計の圧迫

税金や社会保険料の負担が増える一方で、物価の上昇も家計を苦しめる一因です。食料品、光熱費、日用品など、あらゆるものの値段が上がり続けており、「以前と同じ生活をしているのに、なぜか出費が増えている」と感じる方も多いのではないでしょうか。

例えば、スーパーで買い物をする際、これまで買っていたものが値上がりしていたり、量や内容量が減っていたりといった経験はありませんか?せっかくパートで稼いだお金も、物価上昇によって相対的に価値が下がり、以前よりも購入できるものが少なくなってしまっていると感じるかもしれません。このような状況下では、単に収入を増やすだけでなく、いかに賢くお金を使い、節約するかが、手元にお金を残すための重要なカギとなるでしょう。

今から始められる節約術とは?

税金や物価上昇に直面し、家計が苦しいと感じているなら、今日からでも始められる節約術を実践してみましょう。日々の小さな工夫が、やがて大きな貯蓄へとつながっていきます。

固定費を見直そう!

節約を始める上で、まず取り組むべきは固定費の見直しです。固定費とは、毎月決まって発生する支出のことで、一度見直せば継続的に節約効果が得られるため、非常に効率的です。

主な固定費としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 通信費
  • 保険料
  • サブスクリプションサービス
  • 家賃・住宅ローン
  • 車の維持費

まずは、毎月何にどれくらいの固定費がかかっているのかを把握することから始めてみましょう。

変動費を抑える工夫をしよう!

固定費の見直しが終わったら、次は変動費を抑える工夫をしてみましょう。変動費とは、毎月変動する支出のことで、食費、交際費、娯楽費、交通費などが該当します。

食費
  • 外食やデリバリーを減らす: 自炊を心がけることで、食費を大幅に削減できます。
  • 特売品や旬の食材を活用する: 安い食材を賢く利用することで、食費を抑えられます。
  • まとめ買い&作り置き: 週に一度まとめて買い物に行き、作り置きをしておくことで、無駄買いを防ぎ、食費の管理がしやすくなるでしょう。
  • マイボトル・マイ箸の持参: コンビニで飲み物を買ったり、割り箸を使ったりする機会を減らすことで、小さな節約につながります。
水道光熱費
  • 節水・節電を心がける: 短時間のシャワー、こまめな電気の消灯、エアコンの温度設定の見直しなど、日々の意識で節約できます。
  • 電力会社やガス会社の契約を見直す: 自由化された電力・ガス会社の中から、自分の利用状況に合ったプランを選び直すことで、料金が安くなる可能性があります。
交際費・娯楽費
  • 予算を決める: 毎月使える交際費・娯楽費の上限を決めて、その範囲内で楽しむようにしましょう。
  • 無料の娯楽を探す: 公園でのピクニック、図書館の利用、無料のイベント参加など、お金をかけずに楽しめる方法を見つけるのも良いでしょう。
  • 飲み会は一次会まで: 飲み会が続く場合は、一次会で切り上げるなどして、出費を抑える工夫をしましょう。

変動費の節約は、日々の意識が重要です。まずは、家計簿アプリなどを活用して、何にいくら使っているかを把握することから始めてみましょう。

「貯め体質」になる極意とは?

節約術を実践するだけでなく、「貯め体質」になるためのマインドセットを身につけることが、継続的な貯蓄を成功させるための極意です。意識改革と仕組み作りで、自然とお金が貯まる体質を目指しましょう。

  • 先取り貯蓄を習慣にする
  • 予算を立てて家計を管理する
  • 欲しいものリストで衝動買いを防ぐ

「貯め体質」になるための最も効果的な方法の一つが、「先取り貯蓄」を習慣にすることです。これは、給料が入ったら最初に、決めた額を貯蓄用口座に移してしまう方法です。「残ったお金を貯蓄に回そう」と考えていると、ついつい使いすぎてしまい、結局貯蓄できなかった…という経験はありませんか? 先取り貯蓄であれば、最初から貯蓄分を確保してしまうため、残ったお金でやりくりする意識が自然と身につきます。

また、漠然とお金を使っていると、何にどれくらい使っているのか把握しづらくなり、無駄な出費が増えがちです。そこで、予算を立てて家計を管理することが非常に重要になります。予算を立てることで、毎月の収入と支出のバランスを明確にし、どこに無駄があるのか、どこを節約できるのかが可視化できるでしょう。最初は面倒に感じるかもしれませんが、慣れてしまえば、お金に対する意識が大きく変わり、自然と貯蓄が増える「貯め体質」へと近づくことができます。

さらに、「欲しい!」と思ったものをすぐに買ってしまう衝動買いは、貯蓄の大きな敵です。衝動買いを防ぎ、無駄な出費を減らすためには、「欲しいものリスト」を作成し、賢く買い物をすることが有効です。この「欲しいものリスト」は、無駄遣いを防ぐだけでなく、本当に必要なものを見極める力を養うことにもつながります。

まとめ

パートで頑張って稼いだお金を無駄なく手元に残すためには、賢い節約術と「貯め体質」への意識改革が不可欠です。

まずは、毎月決まって発生する固定費を見直すことから始めましょう。一度見直せば継続的な節約効果が期待できます。次に、日々の意識で大きく変わる変動費を抑える工夫にも取り組んでみましょう。そして、最も重要なのが、自然とお金が貯まる「貯め体質」になることです。

これらの節約術と意識改革を実践することで、パート代は着実に手元に残り、将来の不安を解消し、より豊かな生活を送ることができるようになるでしょう。

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