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ゼロから営業職へ!~内定を勝ち取るための秘訣~

25.07.03

「営業職に興味はあるけれど、未経験だから不安…」「自分に営業が務まるだろうか…」そのような悩みを持つ方は少なくありません。営業職は、企業の売上を支える重要なポジションであり、コミュニケーション能力や課題解決能力など、様々なスキルが求められる職種です。

そこで本記事では、営業職の種類から、やりがい、そして未経験から内定を勝ち取るための秘訣まで、具体的なポイントを解説します。

営業職の種類

営業職と一言で言っても、その種類は多岐にわたります。対象とする顧客や商材、営業スタイルによって、求められるスキルや働き方も大きく異なります。ここでは、代表的な営業職の種類をいくつかご紹介し、それぞれの特徴を理解していきましょう。

法人営業(BtoB)と個人営業(BtoC)

法人営業(BtoB: Business to Business)

法人営業は、企業を顧客として、製品やサービスを販売する営業スタイルです。例えば、IT企業のシステム導入提案、製造業の部品供給、広告代理店の広告枠販売などが該当します。法人営業の多くは、単価が高く、契約に至るまでに複数の担当者(担当部署、購買部、役員など)が関わり、意思決定に時間がかかる傾向があります。そのため、顧客企業の課題を深く理解し、それに対する最適なソリューションを提案する課題解決型営業が求められます。

個人営業(BtoC: Business to Consumer)

個人営業は、一般の消費者を顧客として、製品やサービスを販売する営業スタイルです。例えば、自動車販売、保険の契約、不動産の売買、携帯電話の販売などがこれに該当します。個人営業は、顧客の購買決定が比較的短期間で行われることが多く、個人の感情やニーズに直接訴えかける対面営業やカウンターセールスが中心となります。

お客様のライフスタイルや趣味、家族構成などをヒアリングし、個々のニーズに合わせた提案を行う力が求められます。お客様の生活に直接貢献できるため、感謝の言葉を直接聞ける機会も多く、それがモチベーションに繋がることも少なくありません。ただし、顧客の購買意欲や経済状況に左右されやすいため、多くの顧客と接点を持ち、ニーズを引き出すためのコミュニケーション能力が重視されるでしょう。

新規開拓営業とルート営業

新規開拓営業

新規開拓営業は、まだ取引のない企業や個人に対してアプローチし、新たな顧客を獲得することを目的とした営業です。テレアポ(電話でのアポイント取得)、飛び込み営業、DM送付、Webサイトからの問い合わせ対応など、様々な手法を用いて見込み客を発掘します。

新規開拓は、既存顧客との関係があるルート営業と比較して、断られる回数が多いため、精神的なタフさが求められる傾向にあります。しかし、ゼロから関係を構築し、契約を獲得できた時の達成感はひとしおです。市場の動向を常に把握し、新しい顧客層やニーズを発見する情報収集力や、顧客の心を開くフックとなる提案力、そして何より粘り強さが重要になります。新しい市場を切り拓くことに面白さを感じる人には、非常にやりがいのある仕事と言えるでしょう。

ルート営業

ルート営業は、すでに取引のある既存顧客に対して定期的に訪問し、関係を維持・強化しながら、追加の提案や継続契約に繋げることを目的とした営業です。既存顧客との信頼関係がベースにあるため、新規開拓営業に比べて心理的なハードルは低い傾向にあります。

一方で、顧客の状況変化をいち早く察知し、新たなニーズを引き出したり、競合他社との差別化を図ったりする情報収集力や提案力が求められます。また、トラブル発生時の迅速な対応や、きめ細やかなフォローアップを通じて、顧客満足度を高めるサポート力も不可欠です。お客様との長期的な関係性を築き、会社の「顔」として貢献していくことに喜びを感じる人に向いているでしょう。

営業職のやりがい

営業職は「きつい」「大変」といったイメージを持たれがちですが、他の職種では得られないような大きなやりがいを感じられる仕事でもあります。ここでは、営業職ならではの魅力について深掘りしていきましょう。

お客様に感謝される喜び

営業職の最大のやりがいの一つは、お客様に感謝される喜びではないでしょうか。

お客様の笑顔や感謝の言葉は、時に数字以上の価値を持ちます。単に商品を売るだけでなく、お客様のビジネスや生活を豊かにすることに貢献できたという実感は、営業職として働く上で最も大きなやりがいの一つと言えるでしょう。お客様との信頼関係を築き、その信頼が深まっていく過程も、営業職ならではの喜びです。

契約を勝ち取る達成感

営業職の仕事は、契約が成立して初めて「売上」という形になります。そのため、契約を勝ち取る達成感は、営業職にとって非常に大きなモチベーションとなるでしょう。何度もお客様のもとに足を運び、提案を重ね、時には競合他社との激しい競争を乗り越えて、ようやく契約に繋がった時の喜びは、何物にも代えがたいものです。

特に、大型の契約や、難易度の高い案件を自分の力で獲得できた時の達成感は、格別です。目標達成に向けたプロセスの中で、様々な困難に直面することもあるでしょう。お客様のニーズを正確に把握するためにヒアリングを重ね、最適な提案資料を作成し、何度も修正を加え、そして最終的なプレゼンテーションに臨む。これらの努力が実を結び、契約書にサインをいただけた瞬間は、これまでの苦労が報われると共に、大きな自信へと繋がります。

成果が収入に直結する

営業職の魅力の一つに、成果が収入に直結しやすいという点が挙げられます。多くの営業職では、基本給に加えて、個人の売上や目標達成度に応じてインセンティブ(報奨金)が支給される給与体系が採用されています。

例えば、目標を達成すればするほど、あるいは大きな契約を獲得すればするほど、月々の給与やボーナスが増えるといった仕組みです。これにより、自分の頑張りが目に見える形で評価されるため、より一層仕事に熱が入ります。「今月は頑張ったから、これだけ稼げた!」という達成感は、営業職ならではの魅力でしょう。

もちろん、成果が出ない時は収入が伸び悩む可能性もありますが、それもまた「次こそは」という向上心に繋がります。自分の努力と工夫が、そのまま収入アップに繋がるという明快な評価基準は、営業職の大きなやりがいであり、自身の成長を促す原動力にもなるでしょう。

営業職へ転職する際に押さえるべきポイント

未経験から営業職への転職を成功させるためには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。
漠然と「営業職になりたい」と考えるだけでなく、具体的な準備と戦略を立てて臨むことが内定への近道です。

なぜ営業職なのかを明確にする

未経験から営業職への転職を考える際は、志望動機を明確にしましょう。面接官は、あなたが営業職を志望する理由、そしてなぜ「この会社」の営業職を選んだのかを知りたいと考えています。単に「コミュニケーションが好きだから」といった抽象的な理由では、あなたの本気度は伝わりません。

これまでの経験で培ってきたスキル(例:接客経験での傾聴力、アルバイトでの課題解決経験など)と、営業職で活かしたい能力を具体的に結びつけましょう。
例えば、「お客様と直接関わり、課題解決に貢献したい」「自分の成果が目に見える形で評価される仕事がしたい」「自身のコミュニケーション能力を活かして、お客様との信頼関係を築きたい」など、具体的な理由を述べることが重要です。

また、「なぜ他の職種ではなく営業職なのか」「なぜ他の会社の営業ではなくこの会社の営業職なのか」という問いにも答えられるように、企業研究を徹底し、その企業や商材、営業スタイルに魅力を感じた具体的なエピソードを準備しておきましょう。

営業職で活かせるスキルをアピールする

未経験とはいえ、これまでの経験の中で営業職に活かせるスキルは必ずあります。過去の経験から営業職で活かせるスキルを抽出し、積極的にアピールすることが、内定を勝ち取るための重要なポイントです。

例えば、「コミュニケーション能力」をアピールする場合は、「お客様のニーズを汲み取るために、どのような工夫をしたか」といった具体的なエピソードを添えましょう。さらに、アルバイトや学業で、何らかの課題に直面し、それをどのように解決したかという経験は、営業職において顧客の課題解決に繋がる力として評価されるでしょう。

これらのスキルは、直接的な営業経験がなくても、様々な場面で培われるものです。自分の経験を棚卸しし、営業職にどのように繋がるかを具体的に説明できるように準備しておきましょう。

企業・商材を徹底的に研究する

未経験からの転職の場合、企業や商材を徹底的に研究することは、自身の志望度の高さをアピールし、内定を勝ち取るために不可欠な要素です。単に「営業職ならどこでも良い」という姿勢ではなく、「なぜこの会社のこの商材を扱いたいのか」を具体的に語れるように準備しましょう。

具体的には、企業のホームページはもちろん、ニュースリリース、IR情報、SNSなども活用し、企業の事業内容、企業理念、強み、競合他社との差別化ポイント、今後の展望などを深く理解しましょう。特に、企業の営業戦略や、どのような顧客層をターゲットにしているのかを把握しておくことが重要です。

さらに、応募する企業の製品やサービスについて、徹底的に調べておくことも大切です。どのような特徴があるのか、顧客にとってどのようなメリットがあるのか、競合製品と比較して優位な点は何かなどを理解しておきましょう。

まとめ

未経験から営業職への転職は、決して簡単な道のりではありませんが、適切な準備と戦略があれば十分に可能です。営業職には、様々な種類があり、それぞれ異なる魅力とやりがいがあります。お客様に感謝される喜び、契約を勝ち取る達成感、提案力の向上、そして成果が収入に直結するといった点は、営業職ならではの大きな魅力と言えるでしょう。

転職を成功させるためには、「なぜ営業職なのか」という志望動機を明確にし、これまでの経験で培った営業に活かせるスキルを具体的にアピールすることが重要です。また、応募する企業や商材を徹底的に研究し、その企業への熱意と理解度を示すことも内定を勝ち取るための鍵となるでしょう。

これらのポイントを意識して、あなたの「営業職になりたい」という思いを、ぜひ実現させてください!

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