いつか使える!スキマバイトの飲食店で良く聞く”隠語”や”業界用語”
23.10.26

どんな業界でも業界内でだけ通用する特殊な言葉が存在します。
外部に秘密が漏れないために用いられたり、仲間意識を高めるために使われることもあります。
ギグワークには様々な業界の案件が掲載されているため、業界ごとに特色を感じる人も多いのではないでしょうか。
隠語や専門用語も業界の特性を表す要素の1つ。
様々な業界を経験するのであれば、事前に業界の隠語や専門用語を理解しておくとスムーズな場面も多々あるでしょう。
そこで今回は、飲食店に焦点を当て、”隠語”や”業界用語”を紹介します♪
そもそもなぜ業界用語や隠語を使うの?
そもそもなぜ隠語や業界用語が用いられるのでしょうか。
その理由は、大きく3つ挙げられます。
お客様に聞かれたくない言葉がある
「ゴキブリ」「古い食材」「トイレ」など食事中のお客様に聞かれたくない言葉は、言い方や表現を変えることがあります。
発声しやすい・聞き取りやすい短い言葉だから
飲食店の営業中は、ホールもキッチンも常に言葉が飛び交います。
そのような状況では、「発声しやすい」「聞き取りやすい」言葉を使い、ミス防止に努めます。
プロ意識を育む・チーム力を強化する
業界固有の専門用語を使用することで、プロ意識を育みチームワークを強化し、士気を高める効果が期待できます。
飲食店の隠語
隠語の代表的な隠語は、下記の通りです。
- 川:おすすめ料理・ドリンク
- ワンモア:お代わりの注文を取ってくること
- せきまえ:料理が出ないとクレームがついた注文
- あたる・あたり:焦がしてしまう失敗
- G(ジー):ゴキブリ
- 坊主(ぼうず):売り上げがゼロ・お客様が来ない時間帯
- アニキ:先に出すもの・古い食材
- 弟:新しい方・新しい食材
- ショッカー:覆面調査員
- 1番:休憩
- 3番:トイレ
- 3番チェック:トイレの清掃状態をチェックすること
お店によって多少ルールが異なることもあるでしょう。
上記一例はあくまでも参考に留めておき、都度店舗でのコミュニケーションから適切な話し言葉を使うようにしましょう。
飲食店の業界用語
続いて飲食店の業界用語を紹介します。
- アイドルタイム:お客様が少ない時間帯
- ウェディングタイム:満席でお客様に待っていただいている状況
- バッシング:テーブルの上の使い終わったお皿を下げること
- リセット:空席になった席を片付け、次のお客様が着席できる状態に整えること
- ダスター:テーブルや作業台などを拭く時に使う不織布で作られた布巾
- トレンチ:料理や飲み物などをお客様に提供するときに使用する丸いおぼん
- シルバー:フォーク・ナイフ・スプーンなどの洋食器
- ディシャップ:キッチンからお客様にお料理を提供する場所やその役割を担う人
- ラウンド:お客様のテーブルを周り、サービスやオーダーがないか、各席をチェックすること
聞いたことのある用語があるという人も多いのではないでしょうか。
隠語・専門用語を使う時の注意点
今回紹介した隠語・専門用語は、ほんの一部です。
ご紹介した隠語や専門用語以外にもスキマバイトの現場に入ると、初めて聞く言葉もあるでしょう。
そのような時は、思い違いによるトラブルを防ぐため、分かったふりをせずどのような意味なのかすぐに確認するようにしてくださいね。
また隠語・専門用語を使用する時は、言葉の意味が伝わる相手なのか、隠語・専門用語を使用しているお店なのかを確認することも大切です。
例えばアルバイトやパートなど勤務歴の浅い人に対し、隠語・専門用語を使用しても伝わらないことがあります。
他にも一般的に使われている隠語・専門用語だったとしても、そのお店では使われていないこともあります。
隠語・専門用語を使う時はきちんと意思疎通が図れるのかを確認しておきましょう。
これでベテランワーカーに一歩近づいたかも♪
隠語・専門用語を理解しているだけで、グッと働きやすくなるのは事実です。
意味を理解していないと業務に支障をきたしてしまうことも考えられます。
どんな現場でも即戦力になるワーカーは重宝されるもの。
今まで知らなかった言葉があれば、この機会に現場で使えるようぜひ覚えてみてくださいね♪