サラリーマンがギグワーカーになる時の注意点とは?
22.01.06

空いている時間に自分の好きなタイミングで仕事ができるギグワーク。
サラリーマンの中にも「副業としてギグワークに挑戦してみたい!」
という方は多いのではないでしょうか。
しかしやみくもにギグワークに挑戦しても、本業に支障をきたしてしまうかもしれません。
今回は、ギグワークを始めてみたいサラリーマンに向けて『サラリーマンがギグワークを始める時に気を付けるべき4つの注意点』をお伝えします!
【注意点その➀】勤務先の就業規則を確認する
ギグワークを始める前に、今お勤めの会社で副業が認められているか確認しましょう。
就業規則で副業が禁止されているのにも関わらず、規則を無視して副業をしてしまうと懲戒処分の対象になってしまうことがあります!
とはいえ、サラリーマンで株やFXで利益を得ている方が、
会社から処罰を受ける話しはあまり聞きませんよね。
実際にどのようなケースで懲戒処分になるのか、具体例を紹介します。
本業に支障がでる場合
副業が原因で本業の業務に支障が出た場合、懲戒処分を受けることがあります。
例えば…
- 業務中に抜け出しギグワークの仕事をする
- ギグワークの疲れが溜まり業務に集中できない など
会社に不利益を発生させた場合
例えば1つのパソコンで本業と副業を行っていた場合、副業でやり取りをしている人、つまり外部の人に社内データ(顧客データ・技術情報など)が漏洩してしまう可能性があります。
情報によっては会社に大きな損失が発生してしまうことも…。
たとえ悪意がなかったとしても、損失・不利益の規模によっては懲戒処分だけではなく、法律で罰せられることもあります!
同業他社で副業をした場合
副業OKな会社でも同業他社での副業はNGというところもあります。
ギグワークを始めるにあたり、本業で得た知識や技術を活かしたいのは当然の考えかと思います。
しかし、少なくともサラリーマンとして雇用されている間は、福利厚生・雇用の保障を得られている代わりに、会社の利益・成長のために働く責任があることも忘れてはなりません。
サラリーマンの方は、ギグワークを始める前に会社に雇用されている立場であることを自覚し、まずは本業とギグワークの両立が図れるのか考えてみてくださいね。
【注意点その②】社会保険料が増える場合がある
サラリーマンの方がギグワーク収入を得て社会保険料が増えるケースは、ギグワークの仕事において発注先の企業と雇用契約を結んでいる場合だけ!
<社会保険料の計算例>
- 雇用契約を結ぶギグワーカー
サラリーマン収入+ギグワーク収入の総額で保険料が決まる - 業務委託契約を結ぶギグワーカー
サラリーマン収入だけで保険料が決まる(ギグワーク収入は保険料の計算に反映されない)
企業と雇用契約を結ぶギグワーカーは、ギグワークの収入額・労働時間によって社会保険料の負担が増えることがあります。
一方で業務委託として仕事を受注しているギグワーカーの場合は、サラリーマン収入だけで保険料が決まります。
ギグワークの多くは業務委託ですが雇用契約を結んだ場合、社会保険料が増える可能性があることを覚えておいて下さいね!
【注意点その③】確定申告をしなければならない場合がある
副業とは言え、年間20万円以上のギグワーク収入が発生する場合は、
確認申告を行わなければなりません。
確定申告は所得税を確定し、納める手続きです。
収入に応じた税金を納税しない場合、法律で罰せられることも!
ギグワーカーは年間のギグワーク収入を計算してみてくださいね。
確定申告の対象になるか自分で判断がつかない方は、税務署でも相談に乗ってくれますよ!
お近くの税務署で確認してみてくださいね。
【注意点その④】住民税が変わる場合がある
住民税は1月1日から12月31日の1年間のサラリーマン収入とギグワーク収入を合わせた金額から算出され、翌年の6月以降に納めます。
そのためサラリーマン収入・ギグワーク収入問わず、収入の総額が変動すれば住民税も変わります。
ギグワークが好調で多額の収入を得た場合、翌年の住民税が跳ね上がることもありますので、ビックリしないようにしてくださいね。
サラリーマンがギグワーカーになる時の注意点まとめ
本記事では、これからギグワークを始めようと考えている方はもちろん、「既にギグワーカーだけど何か気を付ける事はあるのかな?」と気になっている方に対しても、サラリーマンがギグワーカーになる時の注意点をお伝えしました。
サラリーマンがギグワーカーになる時の注意点は下記4つ。
- 勤務先の就業規則を確認する
- 社会保険料が増える場合がある
- 確定申告をしなければならない場合がある
- 住民税が変わる場合がある
サラリーマンが副業としてギグワークを始めるケースは珍しくなくなってきました。自分もギグワーカーになりたい!と思っている方も大勢いらっしゃるでしょう。
とはいえ、ギグワーカーになると本業や税金にも様々な影響が出てくることがあります!
そのためギグワークを始める前にサラリーマンの仕事(本業)にどのような影響が出るのか理解・確認し、自分の働き方に合った適切な対応を行ってくださいね。