スキマバイトに記載がある”什器”ってなに？

23.10.03

什器とは
什器の例
什器を扱う案件例
什器を扱う仕事の選び方
スキマバイトに記載がある”什器”ってなに？まとめ

スキマバイトの求人を眺めていると『什器搬入』『什器組立』といった言葉を目にしたことがある人も多いのではないでしょうか。
店舗などで使われる器材・用具であっても一般家庭で使われることは殆どないため、耳にしたことない人もいるでしょう。
そのため実際の現場で使われる什器とはどのようなものなのか、イメージできない人もいるかと思います。

そこで今回は、スキマバイトの案件詳細に記載されている”什器”について解説します！

什器とは

什器とは、辞書などで調べてみると下記のような記述がなされています。

【大辞林】
・日常使用する家具・道具・器物の類。什物（じゆうもつ）。什具。

【広辞苑】
・「什」は十人、おおぜいで共用する意。

商品を陳列・展示する際に使われる器材全般であり、陳列棚・キャビネット・机などが該当します。
主にオフィス・雑貨店・百貨店や飲食店などに設置される器材となります。

什器の例

続いて什器の例を業態ごとに紹介します。

百貨店・スーパーなどの小売店

扱う商品や店舗規模などによって、店舗内に設置される什器の種類は異なりますが、百貨店・スーパーなどの小売店で使われる主な什器は次の通りです。

・イーゼル
・試着室
・ハンガーラック
・ワゴン
・カタログスタンド
・包装台
・ストッカー
・マネキン
・陳列棚
・平台
・ショーケース
・レジ台
・ミラーなど

オフィス

・デスク
・パーテーション（間仕切り）
・書棚（書類棚）
・テーブル
・椅子
・キャビネット
・商談ブース
・受付カウンターなど

飲食店

・食器棚
・テーブル
・ソファー
・カウンター
・椅子
・食品サンプル陳列棚
・冷蔵ケース
・メニュー台など

業態や目的によって多少の差異はありますが、“おおぜいで使用するもの”“家具・道具・器物の類”に該当する物であることが分かります。

什器を扱う案件例

什器を扱うスキマバイト例として次のような案件が挙げられます。

オフィス移転

オフィス移転の仕事では、既にオフィス内にある什器を新しい事務所スペースに移転させる業務を担います。
搬出から搬入にかけて全ての工程を担うケースもあれば、指示された通りに什器を搬入・設置していく仕事もあります。

エレベーターや階段を使うケースが多く、狭い場所での作業や運搬もあるため、慎重さが求められます。

イベント会場準備・撤去

イベントが行われる会場の準備・撤去の際も什器を取り扱うことがあります。
イベント会場で扱う什器は大きいものから小さなものまで様々なサイズがあり、特に大きなサイズの什器を扱う時は、経験者や現場の管理者の指示に従うことが大切です。

ケガや事故につながらないように、持ち運ぶのに十分な人数で対応する・壁や床に傷をつけないように梱包をするなどの対応も必要です。

オープニング店舗の準備

新しいお店がオープンする時も陳列棚やカウンター・テーブルといった什器の搬入作業があります。
案件によっては陳列まで対応することもあります。

店舗撤去

反対に店舗がクローズする場合や移転する場合、什器を搬出する案件もあります。
他にも陳列商品の収納や撤去などを行うこともあるでしょう。

どの案件にも共通することですが、什器はそのままの状態では搬入や搬出が難しい場所もあります。
そのため搬入してから組み立てたり、搬出する前に解体する作業も業務に含まれることも珍しくありません。
解体や組立にはコツや知識が要ることもあるでしょう。もしうまく対応できない場合は、無理に進めずに先輩や担当者に指示・確認を仰ぎながら作業に取り組みましょう。

また什器には様々な器材がありますが、搬入・搬出は主に人の手で行われるため、体力が必要になる場面も多々あります。
力仕事が中心になるため、エントリー時にはその旨も理解しておきましょう。